うちはマダラをやるにあたって、やはり外せないのは2つの武器の製作である。

それぞれの武器の製作に関しては詳細を省く。
今回取り上げたいのはよく見るとこのふたつの武器を繋いでいる鎖の存在だ。

というわけでこんな時はモノタロウさんの出番だ。
モノタロウに無ければ一般には流通していないと考えていいだろう。と思ったものの

だめだこの鎖の名称がわからんことには探すこともできん。
そんなわけでこの形状の鎖の名称をGoogleでひたすら探すとちょっと似た感じのものを発見。

しかしこのバーチェーンとやら、どうやらネックレスとかの装飾用が主用途らしく、武器に着けるような大きさのものが流通していないようだった。
こうなりゃもう、作るしかない。
太めの針金を加工すれば似たようなものができるのではないか?
というわけでネットで検索しつつ製作プランを練る。
10mmくらいの針金で十分やろ、それを丸い木か何かを使って曲げればよくね?
とプランを練っていざカーマホームセンターへ行ったわけだが10mm程度の太さでは簡単に曲がりすぎて鎖としての形状を維持できないことがわかった。
売り場にある針金を舐めるように見て回り、このくらいの太さならいけそうだと購入した針金、太さ2.6mm。

しかしこの針金、太いだけあって切るだけでも5分以上かかる。当然だ、100均のニッパーしか家にないのだから。しかしあるもので何とかするしかねぇ。
そうして何とかして予定数の針金を切り取った。
1時間くらいかかったのではないだろうか。
何しろ徐々に力尽きて握力も弱くなり最後の方は一個切るのに10分くらいかかっていた。

さあ、これを鎖にするぞと当初のプラン通りに丸い木の棒にこの針金を押し当てて曲げようとしてみたがぜんっぜん曲がらねぇ。
切るのに何分もかかるようなぶっとい針金がそう簡単に曲がるわけがないのだ。
わたしはラジオペンチを手にひとつずつ針金を手曲げしていくことにした。

しかし2.6mmの針金は何しろ固かった。
ラジオペンチふたつを駆使して曲げていくが3つ目を作ったところで右手にマメができる。

マメがあるままでは痛くて加工が困難……何なら他のところも痛いし、というわけでテーピングで固める。

これならいける……!!
再び針金と格闘。6個目を曲げたところで何となく鎖っぽくなってきてテンションが上がり、更に作業を進める。

だがしかし2.6mmの針金は甘くなかった。
作っていくにしたがって増えていくマメ。

10本曲げ終わって「これだけあれば十分では……?」
などと弱音を吐きそうにもなった。でもせっかく苦労して切り取ったのだから全部鎖にしてしまわないともったいない。

心を奮い立たせながら手の痛みに耐え、全ての加工が終えた時には右手のマメの数は7個になっていた。
時間にして……覚えてないが数時間くらいだろうか。
恐ろしや2.6mmの針金。

装着してみたところ鎖としての役割は十分に果たしてくれそうだ。
何よりそう簡単に曲がらない点も頼もしい。
苦労した甲斐があるというもの。
ちなみに着け外しが容易になるよう、鎖と武器とのジョイント部はネオジム磁石を採用している。
最強と謳われる磁石だが、最初につけたものは薄すぎて磁力が弱かったので厚さ5mmのものに変えたところ、簡単には外れない上に外そうと思えば簡単に外せるという理想的な形にすることができた。
ところがこの鎖、武器と繋いだ状態ではアコスタやビビコスなどのイベントでは武器小物類の長さ制限を超えてしまうため、使用できないことが分かった。


組立時の大きさに制限を設けていないということは、もしかしてこれ、問い合わせていなければワンチャン持ち込めた可能性あるのではないか?と思ったが後の祭りである。
こんだけ苦労したってのにイベントで使えないとは何たる事……
しかし神はわたしを見捨ててはいなかった。
NARUフェス、そしてラグコスでは武器小物類の長さ制限がないことが分かったのである。
鎖よ、ようやくお前の出番が来たようだ……!!

ありがとうNARUフェス!
ありがとうラグコス!
マダラ完全体としてコスできる喜びをありがとう!!
というわけで、今回は鎖を作った話でした。
悪いことは言わない、ニッパーは100均ではなくホームセンターでしっかりしたものを買うべきだ。
何故なら、そのニッパーは刃こぼれしてしまい、今はもう使い物にならないからである。
終わり。
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