マダラといえばあのでかい団扇!もとい、芭蕉扇である。

ネットで一応売っているのだがお値段二万円。
これは作った方がいいのではないかとはじめての武器造形に挑戦したのは2月のことだった……
どんな構造にしたら頑丈で見栄えもいいものになるのか初心者なりに考えた上で以下の様な構造で作っている。

メイン素材はコスボードだ、なんていっても軽い。
そして下地なしで塗装が可能。
しかしコスボードだけではふにゃふにゃである。
というわけで1mmのアクリル板を5mmのコスボードで挟んだ。
アクリル板については最初2mmを購入したが思ってたより厚いのと想定以上に重かったので改めて1mmを買い直した。それでも完成時総重量0.7kgである。
アクリル板の加工はA3サイズ4枚を金工用のカッターで切って切り込みを入れていったのだが、悪いことは言わない、アクリル板を加工するならアクリルカッターを使うべきである。300円くらいだから。
しかしそんなことも知らず調べもせずカッターで表面に溝を作って、パキッとやれば作った溝通りのラインでうまく割れる、はずだった。
しかし結果としては切り口はガッタガタだし飛び散った破片が刺さるとガラスの破片同様にクソ刺さって危険という大惨事になっている。
この大惨事の原因を9ヶ月経過した今考えてみるに、金工用のカッターで入れた切り込みが浅すぎたのがあかんかったのだろう。
まあやっちまったもんは仕方ない。
飛び散った破片は掃除して、まあ中に仕込むものだから見た目多少悪くても良かろうと作業を続行する。
左右に分かれた裏表のコスボード4枚と間に挟むアクリル板2枚、これを中央の外径2cmの塩ビ管にくっつけるわけだが、単純にくっつけるだけでは確実にグラグラして安定しないだろうし最悪ポロっと外れる。
というわけでこいつである。

塩ビ管みたいな丸いやつを壁とかに固定するものだ。
しかしこのままだと使えないのでトンカチでガンガン叩いて中央の謎の膨らみを潰し、形もアレコレして変えた。

地味にしんどい作業ではあったがどうにか理想的な形にカスタマイズできたところで、この構造で部品を組み立てていく。
組み立て終わるとこのような見た目になる。

サドルというやつはステンレスなのと補強金具なわけなので1mmの厚さがある。
この厚さをどうにかして誤魔化すためには1mmのコスボードを更に上から貼り付けるのも手だが塩ビ管側は誤魔化しが効かない。
というわけで塗装で他の部分を1mmの厚塗りにすることでサドルを目立たなくしよう作戦に出た。
愚かであるが初の武器造形かつ初の塗装なので仕方ない。
結果としてはおびただしい数のラッカースプレーを使ってどうにかサドルが目立たないよう厚塗りすることができた。
ここまでが試行錯誤した上で市販品買うより金がかかった上に短命に終わった芭蕉扇製作の過程である。
この失敗を踏まえて新しく作り直したのが次の記事だ。

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