
今までは2000円くらいのやっすいウィッグをベースにしていたが、思い切ってクラッセのしっかりとした加工用ウィッグを導入し、つむじパーツも取り入れることにした。
届いたらさっそくマダラ用マネキンヘッドに取り付けてまずは正面向かってやや右寄りにつむじの場所を変える。
ドライヤーでつむじの場所を決めた後、つむじパーツを接着して放射状に毛流れを整えたら綺麗なつむじの完成だ。
やり方はクラッセのページにあるのでそちらを参照のこと。
しかし加工用という割には毛量は2000円台の安物とそう変わらないのが気にかかる。
頭頂部のハネをふかさずに作ろうと思っていたが、エクステを足して毛量を増やすかふかしで傘増しするか悩ましいところ。
というわけでハネ作り。
最初に作ったウィッグ以来このハネを作ってこなかったが、マダラといえばツンツン頭なので正面から見た時にツンツンしている様子がわかるようにしたい。
つむじを中心に放射状に広がっている毛をある程度まとめてコームで軽くふかして整えたあと、その毛束の根元だけにスプレーをしてドライヤーであてて固める。

根本だけ固めると毛束が浮いた状態になるので、この状態でカットすると仕上がりイメージが湧きやすい。
スプレーはカットのための仮留めなので市販のハードスプレーで十分。
二段目以降も同様にして固定とカットをしていき、メッシュ取り付け部分よりも上のカットを一旦終える。

次にメッシュ生地の取り付け。
取り付け部分よりも上の毛をダッカールで留めてメッシュ生地をベースウィッグに縫い付けていく。

この縫い付け部分にはエクステの重さ分の負荷がかかるので、しっかりと縫い付けられるようにウィッグの裏側と表側に布を縫い付けて補強した上からメッシュ生地を縫い付けた。

縫い付けたらメッシュ生地にエクステを取り付ける。
質量感のある丸みは毛たぼで作るので、毛たぼをつけたときの雰囲気を見るための仮付けなので適当に。

ひと通りエクステを取り付け終えたらけ毛たぼを作る。
結構大きめに作らなければいけないので100gのわたを購入した。
100gってこんなもんか、とパッケージを開けてみたら結構とんでもない量だった。

ところがどっこい、いざ毛たぼを作り始めるとこの100gが実にちょうどいい量だった。
毛たぼをつける前がこうで、

100gの毛たぼを仕込むとこうなる

ちなみに、今まで付けていたエクステはかなり余った。どれくらい余ったかというと、これだけある。

確か全部つけると34個だったと思うが、どう見ても15個以上は余っている。
必要なエクステ量が半分になったわけだ。
凄くないかこれ。
毛たぼを糸でまとめて整形したら染めQで黒く染め……ていたけど途中で染めQがなくなったので黒のラッカースプレーで塗装して、しっかり乾くまでお外に安置。
塗料が乾燥したら仮付けしていたエクステを一旦外して、塗料が完全に乾いた毛たぼをメッシュ生地に縫い付け。

改めてウィッグの仕上げセットとカットをしつつ理想形のツンツン具合になるようにエクステを取り付けていく。

適当にふかして毛束を作りながらエクステをつけ替えたりして微調整、顔側も仕上げに向けてしっかりとツンを作っていく。

しかし試着してみたら見事に全然ダメなクソウィッグだった。

マダラのウィッグの正解を求めて色々試した。
試しに試して試着して、結局前作ったのと似たようなウィッグが出来上がった。

何回かエクステの付け方を変えたりなんかして大体のセットが終わったら仕上げのカットとスタイリング剤で固めていく。
のだが、ここでもまた試行錯誤すること三日間。
毛たぼを足したりエクステ位置を変えたり本当に色々微調整しまくった。
マダラのウィッグは沼すぎる。

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